京都ならではの狭小碁盤の目エリアの土地でも、 立派な住宅ができます。 京都市内の中でも特に建築条件の厳しい「碁盤の目」エリア。 市内中心部の便利な立地とはいえ、敷地面積はわずか11.85坪! お母さまから譲られた土地をどうやって活かしきるか。その一心でご提案いたしました。 施主Tさんも「こんな広々とした家になるとは思っていなかった」と喜んでくれました。 この家の一番の特徴は、真ん中にウッドデッキを設置し 各部屋に光と風を取り入れたことです。
2階ダイニングスペースでは効果的な窓の配置で 一日中明るいダイニングスペース。 壁で仕切りすぎずフロア全体を大きく使いました。
スリット窓からはウッドデッキの向こうの和室まで見渡せます。 11.85坪でも工夫次第でこんな空間が生み出せました。 晴れた日には青空の下でお茶を楽しむこともできるウッドデッキは家族の憩いの場です。 和室にはモミの木の腰板をはり、自然素材の優しさを添えました。 見た目の良さだけでなく消臭効果も期待できます。 キッチンと和室をつなぐ廊下からも光がふんだんに入り込み、
開放感ある広々とした空間に仕上がりました。 琉球畳を用い、その下を収納に活用しています。 また、3階には収納用のロフトを設置しました。 なんといっても収納の多さが広く住むためのポイントです。
西院の3階の家 T邸 ●敷地面積:39.19㎡ ●工法:在来木軸工法 ●延床面積:70.50㎡ ●竣工年月:2009年9月