「桃ちゃん、今日はどんな絵本にしようか?」 そんな深谷先生の言葉に、自分で本棚に向かって『はらぺこ あおむし』を選んできた2歳の桃圭ちゃん。この本棚が、深谷家のリビングの主役です。 深谷氏が新居を建てることを考え始めたのは、昨年双子の友清くんと仁清くんが生まれたのがきっかけでした。
本棚は前面のマガジンラックで、絵本の表紙を見せるようにして飾ることができ、お子様が自然に手を伸ばせるよう配慮されています。 さらにこの書斎には、深谷先生や奥様の美幸さんの蔵書も納められ、書架には大型液晶テレビも格納されていますが、前面のマガジンラックで、テレビを隠すことができる仕様となっています。
「家族の主人公は子どもであり、家族をマネジメントするのは母親、父親の役割は、外の世界を意識させること。 家族が集まるリビングに、壁一面の本棚を設置したのは、本を通して外の世界をお子様に知ってほしかったから」との事。
教育関係の古書から、料理やフラワーアレンジの本まで、本棚の中に詰め込まれた「外の世界」は、深谷家の子どもたちの目を外に向ける入口となりました。
深谷圭助プロフィール 中部大学現代教育学部准教授、元立命館小学校校長、博士(教育学)。ベネッセコーポレーション辞典企画アドバイザー、小学館国語辞典編集委員。1965年生まれ。愛知教育大学卒。 名古屋大学大学院博士後期課程満期修了。愛知県刈谷市立亀城小学校教員時代に、小学1年生に国語辞典を与えて、授業や生活のあらゆる場面で辞書を引き、付箋を使って「自ら調べて考える」教育を実践する。その「辞書引き学習法」は、子どもたち自らの「学ぶ意欲」を引き出し、育てる画期的な指導法として、教育界の注目を集める。立命館小学校の設置準備室室長補佐として開校当初からの中心的メンバーとなり、2006年4月、同校教頭に、2008年4月より2010年3月まで校長に就任。 |
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